2019年9月16日(月) 12:00 〜【第11回ゴールデンバガンランチセミナー】

~ミャンマーの奇跡の織物、蓮布の歴史と技術~
登壇:KHIN MYO WIN(キンミョーウィン)氏

皆さま、ハスから作られる織物をご存知でしょうか?
蓮の布は、ミャンマーの南シャン州インレー湖でとれる蓮の茎を折って抽出した、粘り気のある繊維を何本も縒り合わせ糸を作り、織り機で織り上げた、、世界でも非常に珍しい布です。
ミャンマーでは古くから高貴な花である蓮で作った僧衣を、高僧へ寄進するために、70年以上前に開発されました。この技術を編み出したのはジャーウという、当時50代の女性でした。ジャーウさんは蓮華袈裟を織って生計を立てて、生涯を送りました。
その後1986年に彼女のこの技術を継承し、新しい製品を世に送り出してきたのが、Daw Ohn Kyiであり、その会社Aung Sakkyar Lotus Robe Production Co.Ltd. (アゥン・セッチャー蓮織物生産会社)です。
今回は、Daw Ohn Kyiのお嬢さんで、現在会社の代表の「KHIN MYO WIN(キンミョーウィン)」氏のお話しを伺います。
蓮の生地、蓮華の袈裟は、今や、世界中の観光客の注目を浴び、博学な僧侶や学識のある方の関心を引いています。
蓮の布の製造期間は年間に6ヶ月だけで、6月から11月までの雨季の間だけ製造することができます。なぜならば、蓮は雨季の間に活発に生育するからです。
蓮糸と織物の特徴は、また、蓮の花の香気があり、冬季に着用すると暖かさを、夏季に着用すると涼しさをもたらします。
皆さま、この素晴らしい織物と技術に触れてみませんか?そして、美味しいシャン料理も賞味してください。


場所:「ゴールデンバガン」レストラン
‪東京都新宿区富久町8-20,1F(地下鉄丸ノ内線「新宿御苑前駅」2番出口、「四谷三丁目駅」A2出口から徒歩8分、地下鉄都営新宿線「曙橋駅」A1出口から徒歩5分)‬
会費:2,500円(ミャンマー・シャン料理,ソフトドリング付き)アルコールは別料金です。
※当日現金払いとなります。
定員:先着30名 (申込方法:ゴールデンバガンのFacebook Messenger または goldenbagan2015@gmail.com宛にお名前とご連絡先をお知らせください。)
申込締切:‪9月14日(土)17:00‬まで

プログラム
‪12:00~13:30‬ キン・ミョー・ウィン氏のトーク
‪13:30~15:00ビュッフェ形式のランチ交流会‬
特記 :抽選でミャンマー蓮の織物をプレゼントいたします。

「KHIN MYO WIN(キンミョーウィン)」氏のプロフィール
2005年 ヤンゴン経済大学卒業、2008年日本に留学し、2010年まで西東京国際教育学院にて日本語を勉強し、恵泉女学園大学に通い、2014年3月に卒業。卒業後、株式会社グローブリッジに就職。
親の仕事を手伝うため2016年に帰国。現在、親の会社アゥン・セッチャー蓮織物生産会社で代表を勤める。
2017年4月に「ミャンマー南シャン州インレー湖の藕絲織」として、日本で初めて展示会を東京町田のギャラリー「季の風(ときのかぜ)で開催した。昨年は、9月に手織りに関する総合的なイベント『スピニングパーティー東京』に参加。今年9月21・22日にも出店予定。(場所:すみだ産業会館)
「今後日本の技術を学び、交流したい」との希望を持っている。